Bay Breeze Cafe Welcome to Bay Breeze Cafe.Let's talk about Alfa Romeo, Peugeot, Boat Cruising etc...from our beachside table.

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15th155

海の日は海!

今日は、ボートでクルージング。
5時起床。
朝の空気が爽やか。早起きは、してみると気持ちいい。

準備を整え、マリーナまで155を走らせる。高速道路は、
3車線ともガラガラ。久々に高回転までエンジンを回して
おこうと思い、各ギアをレッドゾーンまで引っ張る。
気温が低いとエンジンの調子も良く、あっという間に
メーター読みで○10km/h以上。だけど突然バカらしく
なって、90km/hまで速度を落とす。以後、その速度で
巡航。今日のBGMはグレン・フライ。ウェストコースト
サウンドが、海への気分を盛り上げる。マリーナまで155を
走らせるというシチュエーションが楽しいので、ゆっくり
走っていても十分に面白い。レジャーへ向かうワンボックス
たちはビュンビュン飛ばしているけど、移動の時間ももっと
楽しまなくちゃね。

友人たちとSAで待ち合わせ。だけど、1時間以上も早く
着いてしまう。ゆっくりとパンとコーヒーの朝食をとりながら、
友人たちを待つ時間も良いものである。

マリーナに到着。
どう、この絵柄! 最高にいいね~。

20080721_1

出港手続きを終え、離岸。久々の海に心が躍る。そして、
少しの緊張感。海へ出るときのこの緊張感が、なんとも
言えない。

20080721_2

しばらくクルージング。日差しは強烈だけど、風が最高に
気持ちいい! 友人たちの頬も緩む。

いつものポイントで、しばらく釣りを楽しむ。

20080721_3

釣果は、今夜のbay_breeze家の食卓に。

暑いので、今日は午前中で帰港。
近くのレストランで、ちょっと遅めの昼食。しばらく歓談の後、
それぞれ家路につく。楽しかった1日も終わり、名残を惜しむ
ように、帰りものんびりと155を走らせる。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 21:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

少し厳しい海況でした

今日のクルージングは、結構シビレました。

海に出るとき、土砂降りでないかぎり、雨はさほど苦にはなり
ません。厄介なのは強風です。南の海上にある台風20号の
影響で、今日は北風が強く吹いていました。まず、マリーナの
スタッフと出港の可否について相談することから、今日のクルー
ジングはスタートしました。マリンクラブの規定により、マリー
ナごとに独自の出港基準が設けられていて、今日は風がリミット
ぎりぎりだったのです。

まだ沖合はそれほど荒れていなかったので、とりあえず船を出し、
海況が厳しくなってきたら早めに帰港する、ということにしました。
出港を見合わせることも考えましたが、こういう状況下での操船も
出来る限り多く経験しておく必要があると思い、出港を決断した
わけです。マリーナのスタッフから、「くれぐれも気を付けて
下さいね」と念を押されました。ん? そんなに厳しいのか?

桟橋へ出ると、やはりかなり風が強いです。マリーナ内の水面で
さえ、さざ波が立っています。船に乗り込み出港準備をしている
と、同じくマリンクラブの先発隊が離岸するところでした。しか
し、風が強いのでなかなか離岸できず、そのうちに風で流されて
コントロール不能となり、マリーナのスタッフに救助される事態
になりました。経験が浅いと、風の影響を考えずに操船しようと
するので、こういうことになってしまうのです。レンタル艇と
いえど、きちんと船の特性を把握しておかなければなりません。
この船は、風が強いと船首がどんどん風下へ落とされていくの
です。

私の場合、経験の浅さは知識とシミュレーションでカバーして
います。ゲストに指示を与えて、強風下でスムースに離岸でき
ました。知識が経験に変わった瞬間です。また少しだけ、自信が
ついてきます。

マリーナを出て沖に向かいます。今日はタチウオ釣りをする予定
ですが、ちょっと無理かもしれません。やはり、かなり波が立って
います。横波をまともに受けないよう、ジグザグに針路を取ります。
全然スピードが出せません。通常の3分の1ぐらいです。

魚群探知機を作動させます。

boat20071027_1

波に揺られてゆっくり走りながら、タチウオの餌となる小魚の
群れを探します。しかし、海況はそれどころじゃなくなってきま
した。風が強まって、あちこちで白波が崩れ始めてきました。
全長6mちょっとの小さなボートは、木の葉のように翻弄されます。

boat20071027_2

途中で、写真を撮る余裕もなくなってきました。もう戻った方が
よさそうです。しかしゲストも私も、なんとなくもう少し釣りを
したい気分だったので、人工島の南側へ向かうことにしました。
そこなら、少なくとも北からの波は来ないはずです。

普段なら、ゲストと軽口を叩きながら操船してますが、さすがに
今日は私も無口になります。波を観察してタイミング良くスロッ
トル操作を行い、また横波を受けないように針路を考えながら
船を操ります。こういう海況で走っていると、波のしぶきを頭
から何度も被ります。私もゲストも、シャワーでも浴びたみたい
に濡れています。しかし、ダーンと頭から波を被りながら操船
していると、奮い立つように気分が高揚してきます。。少し前
なら恐怖心が先に立ったのですが、今は「俺は今、自然と闘って
いるんだ!」という気持ちになり、生きているという実感がわい
てきます。海のプロから見ればたいした海況ではないと思いま
すが、素人には十分チャレンジングです。

人工島の南側に来ると、案の定、ずいぶんと波は穏やかです。
今頃の時間、こんなところにタチウオなどいませんが、せっかく
だから、船を止め、釣りを始めます。すると、結構鋭いアタリが
あります。なんだろう?と思い、食いつくのを待っていましたが、
しばらくするとアタリがなくなります。仕掛けをあげてみると、
餌のキビナゴが食いちぎられています。こうなると、俄然元気が
出てきます。

しかし残念なことに、アタリはあるけど針にかからない、という
状態が続き、結局、何も釣れませんでした。アタリの正体は何だ
ったのでしょうか。

ここでゲストが船酔いをしてしまいました。辛そうだったので、
風がおさまってきたのを見計らって、マリーナへ戻りました。

boat20071027_3

ここまで来ると、さすがにホッとしますね。
さて、着岸です。今日のように風が強いときは、普通に桟橋に
横付けするだけでも結構難しいものです。海から桟橋に向かって
風が吹いています。こういうとき、風をうまく利用すれば、綺麗に
着岸できます。船首を風下に流されないようにコントロールしなが
ら、風に船を押してもらうようにします。はい、教本に出てきそう
なぐらい、見事に着岸が決まりました。終わりよければ全てよし。
気分がいいものです。

無事に帰港。はい、お疲れさまでした!

boat20071027_4

これで、またちょっと自信がつきました。海では、自信過剰は禁物
ですが、自信がないのもいけません。少し厳しい海況で、快適とは
ほど遠いクルージングでゲストには申し訳なかったですが、私は
経験値をあげることができ、充実した1日でした。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 21:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

全ては、ここから始まった

プロフィールにもありますとおり、私は一級小型船舶操縦士の
資格を持っています。通常、ボート免許というと、よく「四級
船舶」とか言われている、「四級小型船舶操縦士」を指すことが
多いのですが、実は数年前に制度改正され、今は一級と二級の
二つしかありません。

一級と二級の違いは、操船できるエリアの違いです。二級免許は
陸地から5海里(約9km)以内及び大阪湾や瀬戸内海といった
「平水区域」と定義されているエリアしか操船できませんが、
一級にはこの制限がなくなり、極端な話、世界中どこでも行って
よいことになります。

筆記試験の内容もこれに対応したものとなり、一級はナビゲー
ションやチャートワーク、それに気象や機関関係のトラブルシュ
ーティングが追加されます。

平成15年に、私は制度改正された二級免許を取得し、翌年の
平成16年、一級免許にステップアップしました。その後、マリン
クラブに所属してプレジャーボートを楽しんでいるのは、この
ブログに書いてあるとおりです。

なぜこんなことを書いたかというと、今日、仕事でたまたまここを
通りかかったからです。

20071023

場末の船着き場という感じですが、実はここ、ボート免許の実技
試験会場だったのです。下の方に写っているカバーがかかった
ボートが試験艇です。私のマリンライフ、全てはこのうらぶれた
船着き場から始まったのです。試験時の緊張感など、あのときの
ことが、懐かしく思い出されました。

ついでに、試験の時の実録を以下に掲載しておきます。ほったら
かしにしてある私のHPからの抜粋です。興味のある方はどうぞ。

続きはこちら
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 21:37 | コメント(0)| トラックバック(0)

やっぱり海は楽しい

今朝は早朝5時に起きて、マリーナへ向かう。
アルファロメオ155で船に乗りに行く。そのシチュエーションが
すごく良い。155に乗ることそのものが目的ではなく、155に
乗って何かをしに行くという、手段としての155が楽しい。最近は
そういうふうに感じるようになってきている。

途中のサービスエリアで、友人との待ち合わせをかねて朝食。
朝食は100%パン食の私は、カフェオレとクロワッサン。
友人が来て朝食を食べ終えると、再びマリーナへと走る。

9月になったとはいえ、プレジャーボートはまだシーズン真っ最中。
マリーナは賑やかで、次々にボートが出港していく。私も出港
手続きを済ませ、交通量の多い港内を最スローで航行。

boat20070909_1

マリーナを出ると、全速前進! フル・アヘッド!
残暑の陽射しは強いけど、潮風を浴びながらのクルージングは最高
に気持ちいい。海というキャンバスに、自分なりの白い航跡を描く。

boat20070909_3

入り江にアンカーを降ろして停泊し、友人と私はボトム・フィッシ
ング。いつもは友人がボウズで、私がそこそこの釣果をあげるのだ
が、どういうわけか今日は逆。釣果の比率は私が1に対して友人が
4。しかし、友人の奥さんは魚が捌けないので、釣果は全て私が
持ち帰り、今夜の食卓に並べる。

潮の動きが止まり、アタリがなくなってきた頃、納竿。そのまま
しばらく潮風に吹かれながら歓談する。広い海を前にしていると、
細かい世事のことなどどうでもよくなってきて、心までが洗われる。

boat20070909_2
           操船中の筆者

寒気の影響で風が強くなる前に帰港準備。アンカーをあげて、
マリーナへと戻る。時には辛いときもあるが、やっぱり海は
楽しい。ボートは楽しい。そんな楽しいことをしに行くときは、
海に似合った楽しいクルマで行かなければならない。私のクルマ
選びの基準は、案外そんなところにあるのかもしれない。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:46 | コメント(0)| トラックバック(0)

今週末はクルージング

今週末にボートでのクルージングを計画していて、いつもの
海仲間と一緒に船上で楽しくやろうと思う。

いつものように、チャートを広げて計画を練る。慣れた海域
なので、予定コースの針路と物標、浅瀬を再確認するぐらい
だが、海に油断は禁物。

chart
                   イメージ画像です

海に出る前は、必ずヘミングウェイのこの言葉を思い出して、
気を引き締めるようにしている。

「海は、どうしてこうも嘘つきなのか? 河は、こちらでつけこん
だりしなければ一生信用できるが、海は必ず嘘をついてから
ぶちかます」
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 21:49 | コメント(2)| トラックバック(0)

クルーザーの見積書

先日、久々に海に出ようと思ったら台風が来てしまい、出港を
断念しました。今はボートもトップシーズン、レンタル艇の予
約が取りにくく、こういうとき、自分のクルーザーがあれば…
なんて思います。そういうこちらの気持ちを知ってか知らずか、
お世話になっているマリンショップから「是非ご検討下さい」と
いって見積書が送られてきました。

クルーザーの見積書なんて、あまり目にする機会がないと思い
ますので、抜粋してちらっとお見せしましょう。船は24フィ
ートのキャビンクルーザーで、国産艇にしては珍しく、キャビ
ンの居住性を重視し、サイズも手頃で、まさに私が求めている
モデル。

まずは艇体価格。クルマで言うところの車両本体価格です。

cost2

安くはないですが、そんなに高くもないでしょ? メルセデスの
Eクラスぐらいです。これに、諸費用とかオプションが、こういう
具合に加算されてきます。

cost3

オプションが高い…
法定安全備品とは、安全運航のために必ず搭載しなければなら
ない法律で定められた備品で、

cost5

こんな感じです。クルマを買うときのフロアマットとか愛車セット
などという、つまらない備品と違い、かなり重要なものです。

あとは、クルマと同じように、検査費用や登録費用が、こんな
感じで加算されます。これはクルマよりも安いです。

cost4

これに消費税などが加わり、最終的に1100~1200万円
ぐらいのお値段になります。

さて維持費ですが、このクラスの船で、マリーナの保管料が
年間50万円前後(陸置きの場合)、燃料代は、年間100時間
走航で、燃費が40L/時間ぐらいとして、年間4000L、
約60万円ほど。そのほか、メンテナンス費用や保険料などを
加算すれば、年間200万円ほどみておけば十分です。

フェラーリだとこれ以上の維持費がかかることもありますので、
クルーザーを所有すること自体、さほど特別なことではないと
いうのがおわかりかと思います。会社経営していて、そこそこ
資金が回っていれば無理なく維持できますし、サラリーマン
でも、ちょっと高給取っている人なら十分に所有できます。

一番の難関は、山の神様(つまり家内)のお許しを得ること
だと思いますな。。。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

試乗会

私の場合、クルマの試乗会にはあまり行かない方なので、「試乗会」
というと、ボートの試乗会を指すことの方が多い。今日、マリン
クラブでお世話になっているマリーナから試乗艇の案内が来たので、
天気もなんとか持ち直しそうだったので出かけてきた。

いつものことながら、アルファロメオ155でマリーナまでの
ドライブは楽しい。空いた高速道路を、ドゥービー・ブラザーズを
BGMに適当なペースで流す。

155-20070722

さて、今日試乗するのは、ヤマハのニューモデルSC-30。
日本のプレジャーボートは、長らくフィッシングボートがメイン
だった。私の場合、釣りもするけど、どちらかといえばマリーナ
ステイをしたり、入り江でアンカリングしたり、という使い方を
したい。その場合、やはりキャビンが充実している船がいいのだ
が、国産艇ではなかなかそういうモデルはなかった。だから、必
然的に輸入艇に目が向いていた。

しかしここ最近、国産艇に変化が出てきた。ヤマハ「ラクシア」
というモデルを皮切りに、キャビンが充実していて、マリーナ
ステイを主目的とするような船が登場しだしたのだ。特に「ラク
シア」は、将来買うとすれば候補の筆頭に挙がりそうなぐらい、
そこそこ手頃で私の目的に合致するモデル。

SC-30は、ラクシアよりも2ランクぐらいグレードの高い
モデルで、お値段もマンションが買えるぐらいなのだが、これも
コンセプトはキャビンの居住性で、私の目的にぴったりの船である。

SC30

いよいよ試乗。キャビンにはヘルム(操舵席)がなく、フライ
ブリッジでの操船となる。

SC30FB

ニューカレドニアで操船した経験から、私はボートに凌波性を
求めるようになった。日本の近海は波長の短い波が多いのだが、
国産艇は船体の詰めが甘いものが多く、ちょっと三角波が立って
くると非常に走りにくくなってしまう。だから試乗するときは、
必ず他船が起こした曳き波にスロットル全開のまま突っ込んで
みて、どんな挙動をするか試してみることにしている。

ところが最近の国産艇は、この辺の性能もかなり改善されている
らしい。このSC-30で曳き波に突っ込んでみると、呆気ない
ぐらい簡単に乗り越えていった。衝撃に備えてちょっと身を固く
していたのに、拍子抜けした。

良い国産艇が増えたな、と思う。いつ買えるかわからないけど、
さあ買おうか、と思う頃には、国産艇・輸入艇ともに目移りする
ぐらい、私の求める船がもっと充実しているような気がする。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

今年の初クルージング

暖冬のおかげで、今年はいつもより早く海に出た。
朝は5時起き。暖冬とはいえ、朝晩は冷え込み、気温は-1℃。
パリパリに凍っているボディカバーを取り、155を暖機。

何が楽しいって、マリーナに向かって愛車を走らせることほど
楽しいことはない。ボートで海に出るのも楽しいには違いないが、
どちらが目的になっているかわからないぐらい、マリーナへの
ドライブは楽しい。口笛でボズ・スキャッグスを吹いたりしなが
ら、ついつい、速度計の針が停止状態から180度回ったあたり
で走っていたりするもんだから、待ち合わせ時間よりかなり早く
SAに到着。朝の斜光の中に佇む155、やっぱり格好いいねえ。

   155_2007-3-2

パンとコーヒーの朝食を済ませ、再びマリーナへと走る。
出港手続きを終え、プレジャーボートは初めてのゲストに救命胴衣
を渡しながら、注意事項を伝える。準備が整ったら、出港!

いやぁ、まだ朝の風は冷たい。でも海は穏やか。25ノットで
快走する。ぐんぐんマリーナが遠ざかっていく。昨年は、この
海域特有の三角波が立っている日が多くて、波と格闘する場面が
多かったが、今日は凪。10海里ほど沖に出て停船。ここまで
出ると、北西の風がやや強く、寒い。だから、ちょっと先にある
島の風下側に入って、風除けにすることにした。

   boat20070302

今年から趣味として釣りを始めたい、というゲストに釣りを
教えるため、今日も私は船頭に徹する。仕掛けを作ってやり、
竿の出し方を教えるが、今日は私自身が初めてのポイントだし、
はっきり言って釣らせてあげる自信がない。それでもいいと言う
ので、とりあえず魚探を頼りにタナを合わせ、竿を出してみる。

   boat20070302_2

何かチョンチョンというあたりがあるようだが、餌を取られる
だけで、一向に針に掛からない。カワハギか? それなら私の
大好物だし、カワハギ用の針もあるので自分がやりたくなったが、
今日は我慢する。(マリーナのスタッフによると、ウマヅラハギ
ではないか?とのことだった)

結局、今日は誰も何も釣れずに終わった。しかしこのポイントは、
開拓してみる価値がありそうだ。また来てみようと思う。

冷たかった風も収まり、ベタ凪の中、マリーナへと針路を取る。
ボートは滑るように走る。いつもこんな海況なら、操船も楽なの
だが…

今回からマリーナを変えたので、着岸は非常に楽になった。
ドックのようになったところへ、船首から突っ込むだけ。飛行機
を滑走路に着陸させるような感じだが、両舷のクリアランスにあ
まり余裕がないので、デッドスローでの走行でも、しっかりと行
きたいところへボートを持って行くだけの舵捌きは必要。

今年の初航海も、無事に終了。釣れなくても、ゲストは大満足
してくれて、また行きたいと言っていた。今度はキスのシーズン
に連れて行ってあげよう。それなら、確実に釣らせてあげるから。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

海図と向き合う夜

明日は海に出るという前の晩、天候が申し分ないとわかっていても、
ちょっとした冒険に出る気分になり、どこか緊張感がある。それを
鎮めるように、ミルクで割ったアイリッシュ・クリームを飲みながら、
海図と向き合って予定航路の再確認をしていく。

chart

最近はGPSが普及しているので、海図を検討しなくても手軽に現在地
は把握できるが、ナビゲーションの基本は、海図に予定コースを引き、
針路や物標を確認して航海計画を立てることにある、と思っている。
だから、たとえ慣れた海域であっても、私はこの作業は欠かさない。
それに、ディバイダーと三角定規を使って航海コースを引いていく
作業は、楽しいものである。

さて、準備は整った。明日に備えて、早く寝ることにしよう。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 21:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

マリーナは、夢を充電するところ

急に海が見たくなったので、マリーナまでクルマを走らせる。
ここのところ、アルファロメオを酷使しているので、今日は
休ませ、プジョー206を選ぶ。

ビッグボートが並ぶバース。こんなボートが持てるようになるのは
夢のまた夢。ここまで大きくなくても、とにかくマリーナの雰囲気
が好きなので、マリーナステイできるような最低限のキャビンがあ
るフネを持ち、週末は別荘がわりにして過ごす。考えただけでも
ワクワクしてくる。だから、ここに来るといつも夢がかきたてら
れ、仕事へのボルテージが充電されるのだ。

   marina

傾いてきた陽光に輝くツナタワーを見ていると、自分にとって、
マリーナは夢を充電する場所なんだな、とつくづく感じた。
   
   tower
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 18:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

フローティングボートショー Part 2

フローティングボートショー。ボートに乗らない人には馴染みの
ない言葉かもしれないが、要するに陸上に展示してあるのでは
なく、実際に海に浮かべて(というか、桟橋に繋留して)いる
状態でボートを展示し、希望すれば試乗もできる、という形態の
ボートショー。マイアミやモナコなど、プレジャーボートが
普及しているところでは、100隻以上も展示される非常に規模の
大きなフローティングボートショーが開催されるが、日本では
まだまだ小規模で、せいぜい10隻前後。

今日、いつも走り回っている海域近くにあるマリーナでフロー
ティングボートショーが開催された。前回は息子と二人で行った
ため、ろくに見ることができなかったので、今日は家内も一緒に
来てもらった。

      
        マリーナにて


今日のお目当ては、シーレイ。私の憧れのクルーザーであり、
いつかは手に入れたいと考えているメーカーで、世界的に見ても、
エクスプレス・クルーザーの代名詞になっている。前回のボート
ショーではキャビンの居住性をチェックしただけだった。今回は
試乗してみたい。というのも、ことあるごとに「シーレイのよう
なタイプのフネは、日本の海にはマッチしない」と聞かされて
いたからだ。

すっかり顔馴染みになったハーバーマスターに案内してもらって、
シーレイが繋留されているバースへ。28フィートのアンバージ
ャックというモデル。
   searay3

今日、展示されているフネのなかで、ダントツにスマートで
格好いい。乗り込んでみて、まずは家内とキャビンの居住性の
チェック。オープンタイプだから、どうしてもキャビンは狭く
なるけど、慎重173cmの私が立っても天井に頭はつかえない。
シンク、冷蔵庫、電子レンジ等が標準装備されていて、マリーナ
ステイも十分にこなせるが、家内は、ちょっと圧迫感があると
いう。息子は、コクピットの舵輪やスイッチに夢中(笑)
   searay1

キャビンをチェックしている間に出港準備が整えられ、寒いから
といって試乗するつもりのなかった家内を道連れに出港。そう
いえば、息子は1才10ヶ月にして、初めてのプレジャーボート。
生意気な。子供用の小さなライフジャケットを持ってきてもらう。
怖がるのではないかと思ったが、本人は平然としている。それ
よりも、舵輪を回したくて仕方ないらしい。

一通り説明を聞いてから、舵を任せてもらう。噂とは違い、十分に
快適な乗り心地、それに素直な操縦性。旋回も、思い描いたライ
ンを綺麗にトレースしていく。特にデッドスローでの扱いやすさは
サイズを感じさせないほどで、狭いマリーナでの離着岸もさほど
苦労しないだろう。
   searay2

シーレイの素晴らしさを堪能して帰港。憧れだけで終わらせたく
ない、本当にいいフネだった。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:01 | コメント(2)| トラックバック(0)

フローティングボートショー

新西宮ヨットハーバーで、フローティングボートショーが開催
されていたので、息子と二人で行ってきた。試乗もできるが、
今回は息子と一緒なので、繋留されているものに乗り込むだけ
にしておいた。

今回のお目当ては、シーレイの290サンダンサーと、雑誌で
見て非常に興味を持った、フィンランドのアクアドール26HT
というフネ。

シーレイは、エクスプレス・クルーザーの代名詞と言われるぐ
らい、広く世界に愛好されているボート。その中でもサンダン
サーは、流麗なスタイリングと素晴らしい居住性を兼ね備えた、
スポーツクルーザーの見本のようなボート。

  

24フィートから50フィートまでラインナップされているが、
今日展示されているのは29フィート。早速乗り込んでみて、
居住性のチェック。

  

外観からは想像できないぐらい広く、身長173cmの私が立っ
ても、十分なクリアランスがある。ギャレーと個室トイレも完備
されていて、内装もシックで好ましい。国産艇も、こういう居住
性を見習って欲しいものだ。しかし、問題はお値段。2800万円。
普通の仕事をしているだけでは、絶対に買うことができない…

アクアドール26HTは、日本ではあまり馴染みがないフネで
ある。「舵」という雑誌で、一回り小さい23HTが紹介されて
いて、非常に興味を持った。このサイズだと、国産艇の多くは
フィッシングボートかランナバウトになってしまうか、あるいは
両方を追い求めた中途半端なフネが多いのだが、アクアドールは
徹底的にキャビンライフに重点を置いたフネ。国産艇にはない
コンセプトである。

AQ1 AQ2

ワイド&ローのプロフィールで、26フィートとは思えないぐらい
キャビンスペースが広い。本当は23フィートの方が見たかったの
だが、スタッフによると、23フィートでも十分に快適にキャビン
で過ごせるという。26HTのお値段は1800万円。うう、これ
もちょっと価格的にキビシイ。23HTは1100万円で、これな
ら、頑張れば何とかなるかな…、という感じ。いずれにしても、
普通に仕事をしていたら買えない値段には違いないが…

もう少しいろいろ見たかったが、息子が暴れ始めたので、早々に
帰ろうと思ったら、いつもお世話になっているマリーナの社長さん
から声をかけられたので、しばらく歓談。いろいろとお話を伺って
から帰宅した。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 18:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

天気晴朗なれど波高し

このところ、穏やかな秋晴れが続いているので、先週の日曜日、
友人のAちゃんとKチンを誘ってクルージングに出た。
AちゃんとKチンは、もう20年以上の付き合いになる幼馴染で、
気のおけない仲間たち。私が小型船舶操縦士の免許を取って海に
出るようになってからは、自然とクルー兼海仲間になってくれて
いる。

慣れた海域でのクルージングなので、それほど神経質になるほど
でもないが、南の海上にある台風18号の存在が気になった。
それと高気圧の位置関係。やや強い北よりの風となる気配だが、
潮流との関係で、嫌な三角波が立ちそうな予想。21フィート
程度のランナバウトでは、あまり快適な海況とはいえない。

当日、天気は雲一つない快晴。だけど、予想通り北よりの風が
強い。出港して目的の海域に向かうときは追い波。このときは
まだ波が柔らかいと感じた。台風の高波を避けたのだろうか、
多くの貨物船が湾内で錨泊している。

いつもよりやや時間をかけて、目的の入り江に到着。さすがに
波は穏やか。AちゃんとKチンは、釣りを始めるようだ。私は、
今日は何もしない。ただ、海を眺めていたかった。海を眺めて、
今後の自分のあり方について考えたかった。

  

30分ほど竿を出していたAちゃんとKチンだが、さっぱり釣れる
気配がない。このままだと、船頭である私の腕が悪いということ
になりかねないので、Kチンから竿を借りてやってみる。すると、
第1投目でアタリがあり、合わせると魚が掛かった。あげてみると、
キスの一種のようだ。竿を返し、釣れないのは船頭の腕が悪い
わけではない、ということを証明した。

それでも2人の竿にはその後もアタリすらなく、もう一度、竿を
借りて同じ魚を釣り上げ、さっきのは偶然ではないことを証明
しなくてはならなかった。で、それを証明した。私も一端の船頭
になってきたな、ウンウン。

風が強くなってきて、あちこちで波頭が崩れて白波が立ち始めた。
おそらく、陸上では多くの人が「穏やかな秋晴れの日だ!」と
感じているだろうが、海上ではちょっと様子が違うようだ。これ
だから、特に秋の海は油断がならない。というわけで、早めに
帰港することにした。

今年は、この海域を走ると必ず嫌な三角波に見舞われる。行きの
半分程度しか船速が出せず、しかもできる限り横波を受けない
よう、ジグザグに針路をとったコースにする。そして、波をよく
観察してスロットルワークで切り抜けていく。

こういった海況を乗り切って穏やかな港内に入ったときは、安堵
とともに、えもいわれぬ充実感がある。そして、マリーナの中で
は難しい部類に入る着岸も決まり、非常に楽しいクルージングと
なった。

気難しいときもあるけど、やっぱり海はいいね!
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

操船の練習はパソコンで

自分の船を持っていないボート免許所有者というのは、たいていの
場合、ペーパードライバーとなってしまうわけで、私の周りでも
何人かそういう人がいる。私の場合、ボートクラブに所属している
ので、予約さえすればいつでもボートを借りられるので、ペーパー
キャプテンになるのだけは避けることができるが、それでも、多く
て1ヶ月に1回ぐらいしか操船しないので、ペーパーに毛が生えた
程度でしかない。

たとえば、久しぶりに操船しようというときになると、「むむ?
きちんと操船できるかな…?」という一抹の不安が出てくる。
しかし、そういった不安を抱えたまま海に出たくないので、じゃあ
どうすればいいの?という人にうってつけなのが、「操船シミュ
レーター」である。「なんだ、シミュレーターなんて…」と思う
なかれ、近頃はエアラインのパイロットだって、実機よりもシミュ
レーター訓練の時間の方が長いのだ。まあ、パイロット訓練用の
シミュレーターは限りなく実物に近い動きまで再現されるのだが…

我々シロートは、パソコンでシミュレーションするわけだが、
操船というのは、意外と独特の舵捌きを身に付けておく必要が
あり、その感覚を養うには、パソコンレベルで十分なのだ。
現に私の場合、事前にパソコンでシミュレーションしておくと、
実船に乗っても、その感覚が見事に身に付いていて、体が勝手
に反応するレベルにまで持っていけるのだ。

私が使用しているシミュレーターを紹介しよう

・ヴァーチャルセイラー
もともとはセイリングボート用のシミュレータだが、グラフィック
が美しいので世界的に愛好家がいて、様々な船やシーナリーが無料で
ダウンロードできる。ただ、船の操縦運動については少し曖昧で、
実船の動きが忠実に再現されていないので、どちらかというと雰囲気
を楽しむソフト。

 ボートsim1
デフォルトで入っているクルーザー

 ボートsim3
こういう大型タグボートのほか、客船からタンカー、潜水艦まで
様々な船が入手できる。

・モーターボートシミュレーター
その名もズバリ、小型船舶用のシミュレーター。グラフィックの
美しさはヴァーチャルセイラーに一歩及ばないが、操縦運動の
再現性は実船とほとんど変わらず、プロペラ後流による影響も
きちんと再現されていて、そのまま実船の操船に活かせるほど。
実船の経験不足を補える、非常に貴重なソフト。船はランナバウト、
大型クルーザー(下の写真)、小型タグボート、レスキュー船、
クラシックボートの5種類から選べ、船外機、1軸、2軸といった
違いまで正確にシミュレート。なかなか操船する機会がない人には
非常にオススメ。

 ボートsim2
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 21:49 | コメント(3)| トラックバック(0)

ボート試乗会

いつもボートクラブでお世話になっているマリーナから、一通の
葉書が届いた。ボートの展示試乗会の案内である。そういえば、
このところクルマだなんだといって、全然海に出ていなかった。
試乗会ということは…ロハで海に出れるぜ、なんてセコイ考えが
頭に浮かんだが、いずれ買おうと思っているクルーザー、こうい
う場に慣れ親しんでおくのも悪くないと思い、ちょっと敷居が
高い気がしたけど、出かけることにした。

曇り昼頃から雨、という天気予報が気になったが、前日から天気
図を眺めていると、天気が崩れるのはもう少し遅れる、という
判断をして、家を出る。いつもながら、お気に入りの愛車でマリ
ーナへのドライブというのは、たまらなく楽しい。あまりに楽し
くて、思わず写真を撮る。
      155rear_2

今回は車の話じゃないのでこれぐらいにしておいて、、、
昼過ぎにマリーナに到着。受付で手続きしていると、ボートクラ
ブでお世話になっているマリーナの社長さんがやって来て案内して
くれた。まずは現実的なところで、21フィートのフィッシング
ボートから試乗。お値段は400万円弱。これぐらいなら、それ
ほど無理せずとも買えるけど…
      fast21_1

ハルが不沈構造になって詰めの甘さがなくなり、波当たりがソフト
になったという。わざと他船が立てた引き波の中へ突っ込んでみ
ると、確かにいつものランナバウトよりはソフト。それでもすごく
乗り心地がいいかというとそうでもなく、これは船のサイズとエン
ジンパワーからくる限界だという。波長の短い三角波の多い日本の
海では、やはりもう少し大きなサイズで波に負けないパワーのエン
ジンで、波を切り裂いていくような感じでないと厳しいとのこと。
      fast21_2

デッドスローからフルアヘッド、S字ターンなど一通りやってみて
マリーナへ戻る。旋回時は、ちょっとドリフト量が多いかなという
気がした。

試乗させてもらっておいてこんなことを言うのもなんだが、私は
あまりフィッシングボートには興味がない。小さくてもいいから、
それなりの居住空間を持ったキャビンクルーザーが欲しい。でも
あいにく、今回の試乗艇には手頃なものがなかったので、今度は
思いきって、31フィートのクルーザーの試乗をさせてもらう。
こちらは、お値段約2500万円。こんなの、果たして買える
ようになるのだろうか?と思ったけど、夢はデッカイ方がいいし、
それよりもこんな船、こういう機会でもないと操船できない。
      CR31_1

これは2軸のインボード。2軸が初めてならインボードも初めて、
おまけにフライブリッジで操船するのも初めてという、とにか
く初めてづくし。それにしても、フライブリッジは気持ちいい!
      CR31_2

まずはデッドスローで。保針が難しいかなと思ったが、意外としっ
かり真っ直ぐ走る。小さい方が外力の影響を受けやすいから? で
も舵を切ると、いつもの感覚より二呼吸ぐらい遅れて頭が回り始め
る感じ。一度船を止めて、スロットル操作だけで「その場回頭」さ
せてみる。おお、回る回る。1軸よりも断然ラク。

今度はフルアヘッド。旋回半径が大きいなと感じたが、これは
インボードだからか? それと気になったのが乗り心地。もっと
ソフトかと思ったら、意外と硬い。そう感じただけかな…
ともあれ、30フィートを超える船はこんな感じなのかと、非常に
良い経験になった。

こんな感じで2隻試乗したわけだけど、他にも有益だったことが
あった。なにかと自己流だった操船方法について、マリーナの社長
さんからいろいろと教えてもらえたのだ。教えてもらいついでに、
「あのマリーナ、着岸がほんとに難しいね~」というと、「いや
いや、baybreezeさんは上手い方ですよ。レンタルのお客さんで、
桟橋に激突した人が何人いることやら…」とのこと。え~、そう
なんだ~、と思いつつ、改めて教えてもらうと、私が普段とって
いる方法はイレギュラーで、かなり乗り慣れた人のやり方らしい。
へー、そうだったんだ。スタッフの操船方法を見よう見真似でや
っているからな。次からはスタンダードな方法に変えようっと。

試乗後は、展示艇を案内してもらう。ヤマハのラクシアという24
フィートのキャビンクルーザーあたりが、キャビンも素敵だし手頃
かな。といっても1000万円ぐらいするけど、これぐらいなら
なんか買えそうな気がしてきたので、どういった費用が経費で落
とせるのか、何年で償却できるのか、などと、今にも買いそうな
勢いで質問してしまった。。。

いやあ、天気も途中から青空が見えてきて(最近の天気予報は
どうなってるの?)、おかげで楽しい休日になったし、刺激も
もらったなあ。

ようし、がんばって仕事して買うぞ!
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

6月2日のクルージング Part 2

第1投目で、いきなりキスを2匹あげたのを見て、私も急いで竿を
出した。ほどなく、あたりがあった。針に掛かったと思った所で
あげてみると、20cm弱のキスが2匹。その後も、私とKゴンは、
竿を出すたびにキスを釣り上げるという状態で、餌の付け替えに
大忙しだった。しかし、ドン臭いYチンは、揺れる船でなかなか
仕掛けを作ることができないでいたので、仕方なしに私は一時
中断して、彼の仕掛けを作ってやる。

私とKゴンで15匹ぐらいあげた後、しばらくキスはあたらなく
なった。代わりに私の竿にはメゴチが、Kゴンの竿には海草
ばかり引っ掛けるようになった。メゴチは捌くのが面倒だが、
天ぷらにするとキスよりも旨い。20cmほどのサイズであれ
ば持って帰るが、この日は10cm強の小型ばかり掛かるので、
全てリリース。Yチンは、まだ1匹もあげていない。

キスのあたりがなくなったので、アンカーを上げて第2のポイン
トへ移動。そこでは、再びキスが上がり始めた。Yチンも、よ
うやく1匹釣り上げる。Kゴンは大はしゃぎで、仕事では見せ
ないような気合で釣っていた。

急激に空腹になったので、昼食にする。サンドイッチとカフェ
オレ。KゴンとYチンはビールを飲みながら、「海の上で飲む
ビールはたまらん!」と叫んでいる。

昼食後、KゴンとYチンは再び釣りに没頭し始めたが、私は
ヘルムでしばらく休憩。風が出てきたな、と思う。この風が
あまり強くなるようなら、早めに切り上げて帰港した方が
よい。もともと、この船はあまり波に強くないはずである。
しかも西風が予想されるので、帰途はモロに横波を受ける。

  boat6024
ヘルムステーション 海の男の仕事場


午前中ほどの勢いはないが、それでも間断なくキスが釣れて
いた。徐々に西風が強くなってきたので、予定より1時間ほ
ど早いが、私は帰港を決断した。そこそこ数が連れたし、
二人とも満足しているようだ。アンカーを揚げ、二人に
帰りはかなり揺れるから、しっかりと座っているように
指示。

港外へ出ると、案の定、波が高い。といっても、最大波高
1.5mほどなので、うねりなら大したことはないが、この
辺の海域は波長の短い波が多い。今日もそうで、大型船が
立てる引き波のような波が、次から次へとやって来る。
心情として、このような波の中はできるだけ短時間で抜け
たいので、目的地へ直行したくなるが、そうすると、まと
もに横から波を受ける。これぐらいの横波で転覆すること
はないだろうが、悪条件が重なればもしかして、と思わせ
るぐらい、えぐれた磯波状の三角波が卓越している。だか
ら、直行したくなるのを我慢して、針路を北西にとって斜
め前方から波を受けるようにする。速度は往路の半分くら
いしか出せない。波をよく観察してスロットル操作を行い、
乗り切っていく。心に少しだけ恐怖心が芽生えてくるが、
このような状況の操船方法はニューカレドニアで教わった
ので、それを実践していくうちに恐怖心は消えてゆく。
だが緊張感までは消えない。

Kゴンが心配そうな顔つきになり、「ちょっと怖いです」
と言う。心にある緊張感を隠しながら、余裕のある笑顔を
見せて「これぐらいなら、全然荒れているうちに入らない
よ」と言っておく。

針路を北東に変針して港内を目指す。今度は、斜め後ろ
から波を受けるのだが、実は状況によっては、横波より
も危険が多くなるのが、この斜め追い波なのだ。詳細は
省くが、今乗っているような小型高速艇の場合は、横波
よりマシだと言える。気を付けなければならないのは、
サーフライディングと言って、波の山に乗ったままサー
フィンのように押し流されていく状況になることで、
舵が効かない上に復原力が最も小さくなり、ちょっと
した外力でいとも簡単に転覆する。外洋で漁船が転覆
する一番の原因がこれなのだが、回避方法は、波に
どんどん追い越してもらうか、逆に波を追い越して
いくか、あるいは教本に書いているように、波の背に
張り付くように操船するのが有効である。私は教本
どおり波の瀬に張り付く方を選んだが、なにぶん初め
てのことなので、時々、波を追い越したり、逆にサー
フライディングになったりした。サーフライディング
になったときは、本当に舵が全く効かず、ダーーーッ
と船が持っていかれるようで、なるほど危険だなと
身を持って感じた。

こんな感じで、結構波と格闘することになったのだが、
港内の防波堤の内側に入ったときは波も穏やかになり、
初めて緊張を解いた。だけど、まだ最後の難関、着岸
が残っている。

私とて、もう何度も船に乗っているのだから、普通に
桟橋に横付けするぐらいなら何でもない。しかし帰り
つくマリーナは、レンタル艇操船者にとっては非常に
厄介なところなのだ。要するに、狭い場所でその場で
90度回頭させて狭い隙間に船を押し込まなければなら
ないのだが、その場で回頭する技術がなかったり(こ
ういう操船方法は教習で教えてくれない)、回頭中に
風などで船が流されたりすると、それを修正するだけ
の広さが残されていないので、最初からやり直す羽目
になる。

普通の海上繋留のマリーナなら、同じような着岸方法
になるのだが、それよりも回頭に使えるエリアが少な
いといえばイメージが湧くと思う。慣れれば問題ない
のだが、レンタル艇操船者は慣れるほど操船しないの
で、厄介なのだ。一度、他のレンタル艇操船者が、
なかなか船を着けることができず、やり直している
うちに暴走しだしてあらぬ方向へ船が行ってしまい、
スタッフが助けに行くのを見たことがある。

私の場合、ここのマリーナで乗ることがほとんどなの
で、慣れているといえば慣れているのだが、似たよう
な状況だったニューカレドニアのマリーナで3度もやり
直した挙句、1度は隣の船にぶつけてしまったため、
それがトラウマになっていて、毎回、ここのマリーナ
での着岸は憂鬱になる。それでも、最近はやっとそこ
そこ自信が持てるようになったが、今日は厄介なこと
に、横風が強い状況での着岸となる。

後輩二人を乗せている手前、格好悪いところは見せられ
ないが、格好つけようとして失敗したのがニューカレド
ニアだった。あのときはまだ免許を取ってから3度目の
操船だったので仕方ないのだが、それでも今回は、格好
つけて逆に無様になるより、最初から無理しないでおこ
うと決めていた。だから着岸前に、風が強いので流され
る危険があるから、とにかく桟橋に船を近づけるから、
私が合図したら隣の船を捕まえるように、後輩二人に
指示を出しておいた。

マリーナに近づいてきた。微速でアプローチし、プロ
ペラを逆転させながら回頭させる。この「逆転させな
がら回頭させる」というのがこのマリーナの着岸のミ
ソで、スタッフがやっているのを観察して真似させて
もらっているが、う、やはり、今日はかなり流される。
私は一瞬だけエンジンを前進に入れて吹かして回頭を
止め、やや斜めのまま構わず船を前進させ、舳先を隙
間に突っ込んだ。そこでもう一度逆転させて隣の船に
平行になるよう回頭させた。その後も何度か前進と後
進をガチャガチャやっているうちに、特に手を借りず
とも着岸終了。これが決まると満足。失敗すると、
いくらクルージングが楽しくても台無しになる。
だから、ここのマリーナでの着岸はかなり研究して
いる。その成果が、ぼちぼち表れはじめたのだ。

燃料代などの清算を済ませ、近くのレストランに
入って休憩する。KゴンとYチンは、ここにきて
急に疲労と眠気を覚えたらしく、運転する気になれ
ないので、駐車場でしばらく寝てから帰るという。
私は、まだこれから自宅まで106を運転すると
いう楽しいことがある。疲労や眠気を催している
暇などない。車の中で居眠りする二人を残して、
「キャプテン・サンタ」流しながら機嫌よく車を
流した。ちょっと難しい場面もあったが、全てが
うまくいったクルージングのあとは、気分がすが
すがしい。

あ、ちなみにキスの釣果は31匹。うちでは食べ
きれないので、半分はお隣さんにお裾分け、あと
は天ぷらにして食べた。非常に美味だったのは
言うまでもない。

boat6025
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:54 | コメント(4)| トラックバック(0)

6月2日のクルージング Part 1

ボートで海に出る、という行為は、ちょっとした冒険のよ
うなものだと思う。最近はいい加減な心構えで気軽に海に
出て海難事故になるケースが増えているように思うが、
私は結構手間をかけて準備してクルージングに臨むように
している。

平日だが休暇を取り、会社の後輩2人を連れてボート・フィ
ッシング。狙いはキス、予定航行エリアは和歌山県海南沖。
あまり誰も釣っていないが、キスの良いポイントを2箇所ほ
ど見つけてある。

朝、5時30分に自宅を106で出発。いつもながら、マリ
ーナまで愛車をドライブして行くのって、非常に楽しい。
BGMはカラパナの「キャプテン・サンタ」、クルージング
にぴったりのメロディは、海に出る気分を高揚させる。
走りながらも、雲の具合などを観察する。今日の天候で
気がかりなのは、午後から風が強くなりそうなこと。西風が
卓越してくるだろうという予測だが、そうなると帰港時、
もろに横から波を受けることになる。場合によっては、
早めに切り上げて帰港したほうがいいな、と考える。

サービスエリアで後輩の車と待ち合わせ、マリーナへ向けて
出発。途中、釣具店で餌などを仕入れる。マリーナに着いて
手続きを済ませると、出港。今年からクラブ艇が新しく
なり、いつものヤマハSRVではなく、AEROSPORTS21という、
ランナバウト。

boat6021

SRVより一回り大きくなり、エンジンもパワーアップ。
日除けのオーニングが付いたりオプションでマリントイレが
装着可能など、以前より充実している。何よりも新艇なので、
操作系がスムースで操船しやすい。ただ大きくなったぶん、
低速時の操縦性がSRVよりやや緩慢になっている。

午前8時50分、舫を解いて狭いマリーナを後進離岸、前進と
後進をうまく使ってクルリとその場回頭させて出港。後輩のK
ゴンとYチンのうち、Kゴンは初めてのクルージング。これま
で、初めてボートに乗せてやった人は、舫を解いて船を動かし
た瞬間、例外なく「おー!」という声を上げる。Kゴンもそう
だった。私はスロットル・レバーを前進に入れた瞬間に、心地
よい緊張感に包まれる。

港内を出たらエンジン回転を上げる。今はまだベタ凪なので、
快調にプレーニング。今までよりパワーがあるから気持ちいい。
27ノットで、予定のコースを走る。船にはGPSが標準装備
されているが、できる限り使わないようにして、海図と物標を
頼りにナビゲーションするようにしている。これは船長として
のスキルを上げるためで、まあ半分は私の趣味である。今日は
あまり視界が良くないので、こういう日にGPSに頼らず航行
していると、ちょっとした冒険気分を味わえる。

予定のポイント手前で、私はフル・アヘッド(全速前進)から
デッドスロー(微速)にした。前方に網を引いた漁船がウヨウ
ヨいるのだ。ここは平日になると、いつもこうなる。漁船は
好き勝手な方向へ行きつ戻りつしているので、迂闊に漁船群に
突っ込めない。双眼鏡で漁船を観測し、網の後端ブイから網の
長さを推測し、漁船がまばらになったときに十分に距離を取っ
て走る。なんと慎重な、と思うかもしれないが、確信が持てな
いときは、とにかく安全マージンを大きくとっておくことが
重要。確信がないままなんとなく漁船群に突っ込んで網でも
引っ掛けたら、楽しいはずのクルージングが目も当てられない
状況に一変する。海では心しておかないと、楽しい領域から
苦しい領域へ、いとも簡単に移行してしまう。

どうにか漁船をかわして、予定のポイントに到着。ここは
私の秘密の(?)キスのポイントで、シーズンの休日に来ても
他のボートはほとんど見かけない。Yチンに指示を出して
アンカーを打つ。Kゴンは釣りの準備に余念がない。Kゴン
の準備ができたようで、早速、竿を出している。私も仕掛け
を作って、さあ始めようと思った矢先、Kゴンが「おー!
Bay Breezeさん、釣れました!」と叫ぶ。なに? 第1投
目で? 何かの間違いじゃないかと思ったが、見ると良型の
キスが2匹かかっている。これは幸先がいい。結構釣れる
かもしれない。

…つづく

boat6023  boat6022
     Kゴン              Yチン
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 21:49 | コメント(0)| トラックバック(0)

夢が実現した南太平洋

海外で自ら舵を握ってクルージングというのは、現実的になかなか
難しい。スキッパー付でボートをチャーターし、少しだけ舵を握ら
せてもらう、というのなら、ザラには無いにしても、あり得そうな
話であるが、出港から帰港・着岸までとなると、そう簡単には経験
できない。

私の場合、幸運にもニューカレドニアの海で、これを経験すること
ができた。ボート免許取得のきっかけがニューカレドニアの海で、
そこで舵を握るのは私の夢の一つだったのだ。


22フィートのスポーツフィッシャータイプ

遠く南太平洋でのクルージングは、これまで経験できなかった様々
なことを教えられた。この日以降、私は自信を持って海に出ること
ができるようになった。


夢が実現した、どこまでも青く透明な海と空
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 19:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

これでも一応、船長です。

クルマ以外のもう一つの趣味が、ボートでのクルージング。
もともと船舶工学が専門だったこともあり、海は嫌いでは
なかったが、ニューカレドニア旅行で一気に海に魅せられ、
一級小型船舶操縦士を取得。そして一昨年、ニューカレド
ニアの海で舵を握るという夢が実現。それは、また次の機
会にでも。

今は、まだボートは持っていなくて、レンタル生活だけど、
自分のボートを持つことを夢に仕事している。

ボート免許を取得しても、どうしても乗る機会がなくて、
大半がペーパーキャプテンになってしまうが、そんな時に
レンタルボートが便利。所有するよりも遥かに費用が安いし、
マイボート購入までの間、技量維持を図ることができる。
いろんな船にも乗れるしね。

   



ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:07 | コメント(0)| トラックバック(0)
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短編「貿易風に吹かれて」
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