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「機械との対話」というのりしろ

うちの駐車スペースは、午後2時を過ぎると建物の影になるので、
風が通っていれば真夏でも結構涼しい。こういうとき、ガーデン
チェアを持ち出してクルマのそばで過ごしたりする。特別に何を
するわけでもないが、ホイールを磨きながらブレーキディスクや
タイロッドを観察したり、フロントスポイラーにこびりついた
汚れを落としたりしてみる。

155_20070806

クルマ好きが、自分の愛車を擬人化したりすることがあるが、
私はそういうのをあまり好まない。クルマは所詮機械であると
思っているので、クルマに対して名前をつけたり、話しかけたり
などという薄気味悪いことはしない。

しかし機械であっても、機械なりの都合というものはある。その
都合を考えずに扱うと、調子を崩してくる。機械というものは、
調子を崩してくると必ず何らかのサインを送ってくる。熟練の
メカニックでもない限り、我々素人がそのサインに確実に気づく
ことは難しいが、乗らないときでもこうやってクルマと過ごし
ていると、直感的に何かおかしいな、というサインを感じ取れ
るかもしれない。

クルマだけでなく、ボートで海へ出る時、特にそれを感じる。
海でボートが調子を崩すと、即「遭難」ということになるし、
荒れてきたら、ボートやエンジンに対する信頼感がなければ
精神的に参ってしまう。だから、たとえそれが自分の物では
ない借り物のボートであっても、絶対にいい加減な扱いはし
ない。

機械と人間の関係って、こういうのが理想だと思う。こういう
対話を経て、機械に対する信頼感と愛着が生まれ、自分自身が
主体となってきちんと機械を扱おうとするし、扱うのが楽しく
なる。クルマを含めて、最近の機械は正確無比すぎて、対話の
余地がなくなっている。機械というものは、少しぐらい、のり
しろを残しておく感じで作るのがいいのかもしれないね。
アルファロメオ 1 | 投稿者 bay_breeze 21:59 | コメント(0) | トラックバック(0)
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