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15th155

自分なりの ”ヘミングウェイ” を求めて

趣味で船に乗るようになると、どうしてもヘミングウェイという作家が
気になってくる。高校生の頃に、「老人と海」だけは読んだことがあった
のだが、その作品の良さが当時は皆目わからず、それ以外の作品を読もう
という気にならなかった。

     

私がヘミングウェイに興味を持つようになったのは、一時中断していた
釣りを再開し、それからニューカレドニアの海に魅せられ、小型船舶
操縦士の免許を取ったとき。どことなくソルティなものを求めていて、
書店で見かけた「海流のなかの島々」というタイトルに惹かれて読んで
みると、冒頭の「貿易風にたわんだココ椰子の木々が陰を投げかけ、
海側から外に出ると、急な崖を降り、白砂を突っ切ってそのままメキ
シコ湾流の水に入る」という自然描写に一発で参ってしまった。
小説の内容はとりとめもなく、何かを求めて読んだ人にとっては、
全くわけのわからない話に終始する。しかし私にとっては、自分が
心の中にぼんやりと持っていた憧憬のようなものが、これほどまでに
表現されていることに感動し、どこかに旅に出るときには、必ずバッ
グに放り込むようになった。

    
この写真は、ニューカレドニアの離島でのコテージ。テラスの前に
広がる海は素晴らしく、昼下がり、私はデッキチェアで「海流の
なかの島々」を読んでいて、自分が小説の世界へ入り込んでしまった
かのような錯覚を覚えた。

その後、改めて「老人と海」を読むと、今度は明瞭に私の心に訴え
かけてきた。男の生き様、その裏返しである、「男というのは、負
ける時でも、負け方というやつがある」というのを教えられた。

ヘミングウェイの世界は、カクテルや料理といった小道具が実に
いきいきと描写され、そういったライフスタイルについても、私に
大きな影響を与えた。

高校生の頃は、全く理解できなかったヘミングウェイの世界。大人
の楽しみを少しずつ知り始めた今、自分なりのヘミングウェイに
なりきって、豊かなライフスタイルを確立したいと思っている。
趣味の部屋 | 投稿者 bay_breeze 16:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

155に乗っている理由

私の愛車でありますアルファロメオ155、デビューしたときは
熱心なアルフィスタから非難の嵐で、会社として傾きかけていた
アルファロメオとしては、なんとしてもネガなイメージを払拭す
る必要に迫られてたんですね。そこで「アルファロメオ=モーター
スポーツ」という図式どおり、ツーリングカーレースに155を
送り込み、1993年のDTMでは、デビューイヤーにも関わらず、
ドライバーズ&マニュファクチュアラーズの両タイトルを獲得し、
メルセデスなどのドイツ勢を蹴散らしたんですね。格好いいですね~。
その活躍のおかげで155はなんとか息を吹き返し、そこそこ
人気が出て、「駄作」という烙印を免れただけでなく、ツーリン
グカーレース史に名を残す名車にまでなったんですよ。

  
     左がナニーニ、右がラリーニのマシン

とまあ、こんなことはファンなら先刻承知のことで、わざわざ
書くまでもないことなんだけど、155オーナーにとっては、
時々は誰かに語らずにはいられない「伝説」なんだよね。

何を好き好んで、10年落ち近いイタリア車に大枚はたいて
乗っているのか、と聞かれると、いつも「かつて最強だった
DTMやBTCCマシンのステアリングを握っているという
プライド」と答えている。すると、大抵の人は「はあ~?」
というわけのわからない顔をするけど、こういうのって、
わかる人よりも、理解できないっていう人の方が圧倒的に多い
から、仕方ないですな。

なぜこんなことを今日書いたかというと、聞かれたんですよ、
「なぜ155みたいな古いのにわざわざ乗ってるの?」って。
それも嫌いな奴から。嫌いな奴だから、聞かれても適当にお茶を
濁しておいたけど、今になって言いたくなっちゃった、という
マヌケなお話でした。
アルファロメオ155 | 投稿者 bay_breeze 21:50 | コメント(4)| トラックバック(0)

フローティングボートショー

新西宮ヨットハーバーで、フローティングボートショーが開催
されていたので、息子と二人で行ってきた。試乗もできるが、
今回は息子と一緒なので、繋留されているものに乗り込むだけ
にしておいた。

今回のお目当ては、シーレイの290サンダンサーと、雑誌で
見て非常に興味を持った、フィンランドのアクアドール26HT
というフネ。

シーレイは、エクスプレス・クルーザーの代名詞と言われるぐ
らい、広く世界に愛好されているボート。その中でもサンダン
サーは、流麗なスタイリングと素晴らしい居住性を兼ね備えた、
スポーツクルーザーの見本のようなボート。

  

24フィートから50フィートまでラインナップされているが、
今日展示されているのは29フィート。早速乗り込んでみて、
居住性のチェック。

  

外観からは想像できないぐらい広く、身長173cmの私が立っ
ても、十分なクリアランスがある。ギャレーと個室トイレも完備
されていて、内装もシックで好ましい。国産艇も、こういう居住
性を見習って欲しいものだ。しかし、問題はお値段。2800万円。
普通の仕事をしているだけでは、絶対に買うことができない…

アクアドール26HTは、日本ではあまり馴染みがないフネで
ある。「舵」という雑誌で、一回り小さい23HTが紹介されて
いて、非常に興味を持った。このサイズだと、国産艇の多くは
フィッシングボートかランナバウトになってしまうか、あるいは
両方を追い求めた中途半端なフネが多いのだが、アクアドールは
徹底的にキャビンライフに重点を置いたフネ。国産艇にはない
コンセプトである。

AQ1 AQ2

ワイド&ローのプロフィールで、26フィートとは思えないぐらい
キャビンスペースが広い。本当は23フィートの方が見たかったの
だが、スタッフによると、23フィートでも十分に快適にキャビン
で過ごせるという。26HTのお値段は1800万円。うう、これ
もちょっと価格的にキビシイ。23HTは1100万円で、これな
ら、頑張れば何とかなるかな…、という感じ。いずれにしても、
普通に仕事をしていたら買えない値段には違いないが…

もう少しいろいろ見たかったが、息子が暴れ始めたので、早々に
帰ろうと思ったら、いつもお世話になっているマリーナの社長さん
から声をかけられたので、しばらく歓談。いろいろとお話を伺って
から帰宅した。
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 18:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

1/64 京商サンクス/サークルK アルファロメオ全塗装

何を今さら、と言う感じだが、サンクス/サークルKの「1/64
アルファロメオ」シリーズ、DTMの155V6TIは何とか
入手したものの、ノーマルの155は、赤色がどうしても入手
できず、仕方なく紺色を買った。だが先日、模型屋で赤色の
155を発見し、買おうと思って値札を見たら2000円!
定価は368円、紺色はほぼその価格で売っているのに、なんと
いうボッタグリ。ちょっと迷ったけど、買うのをやめた。
しばらくして、またその模型屋に様子を見に行ったら、しっかり
と売れていた。そんな値段でも買う奴がいるんだ…

自分の車と同じ色のものが欲しいのは人情。ちょうど塗料も
残っているし、ダイキャストモデル全塗装にチャレンジした。
まずはミニカーを分解。方法さえ知っていれば、呆気なくでき
る。ライト類や窓ガラスといったクリアパーツを注意して
外す。旧塗装を剥離しようかと思ってシンナーで拭いたけど、
落ちない。シンナーで落ちないと言うことは、そのまま重ね塗
りしても大丈夫だと勝手に判断し、まずはサーフェイサーを
吹く。乾いたら、イタリアンレッドを吹き付ける。
  1/64 155_1

十分に乾かしたら、ヘッド/テールライト面を爪楊枝でシルバーに
塗り、クリアパーツを元に戻してシャシーとボディを接着。
いとも簡単に紺色の155が自分のと同じ、ロッソ・アルファに。
  1/64 155_2

これでノウハウを得たから、わざわざ赤色を高い値段を出して
まで買わなくていい。
アルファロメオ155 | 投稿者 bay_breeze 22:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

天気晴朗なれど波高し

このところ、穏やかな秋晴れが続いているので、先週の日曜日、
友人のAちゃんとKチンを誘ってクルージングに出た。
AちゃんとKチンは、もう20年以上の付き合いになる幼馴染で、
気のおけない仲間たち。私が小型船舶操縦士の免許を取って海に
出るようになってからは、自然とクルー兼海仲間になってくれて
いる。

慣れた海域でのクルージングなので、それほど神経質になるほど
でもないが、南の海上にある台風18号の存在が気になった。
それと高気圧の位置関係。やや強い北よりの風となる気配だが、
潮流との関係で、嫌な三角波が立ちそうな予想。21フィート
程度のランナバウトでは、あまり快適な海況とはいえない。

当日、天気は雲一つない快晴。だけど、予想通り北よりの風が
強い。出港して目的の海域に向かうときは追い波。このときは
まだ波が柔らかいと感じた。台風の高波を避けたのだろうか、
多くの貨物船が湾内で錨泊している。

いつもよりやや時間をかけて、目的の入り江に到着。さすがに
波は穏やか。AちゃんとKチンは、釣りを始めるようだ。私は、
今日は何もしない。ただ、海を眺めていたかった。海を眺めて、
今後の自分のあり方について考えたかった。

  

30分ほど竿を出していたAちゃんとKチンだが、さっぱり釣れる
気配がない。このままだと、船頭である私の腕が悪いということ
になりかねないので、Kチンから竿を借りてやってみる。すると、
第1投目でアタリがあり、合わせると魚が掛かった。あげてみると、
キスの一種のようだ。竿を返し、釣れないのは船頭の腕が悪い
わけではない、ということを証明した。

それでも2人の竿にはその後もアタリすらなく、もう一度、竿を
借りて同じ魚を釣り上げ、さっきのは偶然ではないことを証明
しなくてはならなかった。で、それを証明した。私も一端の船頭
になってきたな、ウンウン。

風が強くなってきて、あちこちで波頭が崩れて白波が立ち始めた。
おそらく、陸上では多くの人が「穏やかな秋晴れの日だ!」と
感じているだろうが、海上ではちょっと様子が違うようだ。これ
だから、特に秋の海は油断がならない。というわけで、早めに
帰港することにした。

今年は、この海域を走ると必ず嫌な三角波に見舞われる。行きの
半分程度しか船速が出せず、しかもできる限り横波を受けない
よう、ジグザグに針路をとったコースにする。そして、波をよく
観察してスロットルワークで切り抜けていく。

こういった海況を乗り切って穏やかな港内に入ったときは、安堵
とともに、えもいわれぬ充実感がある。そして、マリーナの中で
は難しい部類に入る着岸も決まり、非常に楽しいクルージングと
なった。

気難しいときもあるけど、やっぱり海はいいね!
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 22:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

ブライトリングを愛する男たち

男性ファッション誌と車雑誌を合わせたようなある雑誌に、
「ブライトリングを愛する男たち」というタイトルでエッセイ
が連載されている。

いつかここでも書いたが、私もブライトリングを愛する男である。
愛用のナビタイマーは、もう10年以上も私の腕で時を刻み続け、
これ以外の時計は考えられないというぐらい大切にしている。

  

クルマ好きは時計好きでもある、と言うぐらい、両方に凝って
いる人が多いが、面白いのは、時計のブランドとクルマのブラ
ンドの成り立ちが非常に似ているような気がすること。例えば
ロレックス。日本では「成金がする時計」というイメージが強
いが、ロレックス自体は非常に堅牢で精度の高い素晴らしい
時計である。だけど、そのイメージと時計の性能が、そのまま
メルセデスに当てはまる。

ブライトリングはというと、私はフェラーリやアルファロメオ
などのイタリア車のイメージ、という感じがする。ロレックス
ほど堅牢ではなく、どことなく繊細で煌びやかで、少し伊達な
感じ。

実際にロレックスをしている人は、どことなく手堅い実業家と
いう雰囲気があるのに比べ、ブライトリングは、ちょっとラフな
自由人っぽい人が多い。

そんな感じで愛用してやまないブライトリングだが、船で海に
出る私としては、海でもガンガン使用できるタフな時計も欲しい
な、と思う今日この頃。
趣味の部屋 | 投稿者 bay_breeze 18:32 | コメント(6)| トラックバック(0)

2ヶ月経過

私がアルファロメオ155を手に入れて、ほぼ2ヶ月が経った。
心底から惚れ込んだ車なので、暇さえあれば眺めて、磨いて、
乗って楽しんでいる。スーパーセブンを所有していた時でさえ、
ここまで惚れ込んではいなかったと思う。

  

この2ヶ月の走行距離は2500km。前のプジョー106の
時は、1ヶ月平均500kmだったから、倍以上のペースで
距離が伸びている。これまでの経過をまとめておこうと思う。

1.トラブル
なし。今のところ絶好調で、さしあたって不安なところもない。
相場よりだいぶ高価だったけど、専門店で程度の良い個体を
選んでおいて大正解。だけど、ドライブ前の点検は欠かせないし、
走り出してしばらくは、オーディオも切って車からの音に耳を
傾ける。

2.燃費
街中でリッター6~8km、高速120km/h巡航で、12km
ぐらい。予想の範囲内。

3.不満点
ない、と言いたいところだけど、あえて言うならインテリアの
デザイン。合理化を推し進めた悪い部分が、ビジネスライクと
いう形でここに出ている。おそらくアルファロメオ史上、最も
「平凡な」デザインではないかと思う。

4.操縦性など
あまりに軽快でダイレクトな感覚だった106から乗り換えると、
さすがに鈍く感じるけど、しかし4ドアセダンとしては異例とも
思えるぐらいに鋭い。タックインしまくりだった106に比べて
コーナリングマナーも素直で、非常に乗りやすいし、ハンドリン
グも私好みの、路面状況を適確に伝える自然なフィーリング。

これまで、ライトウェイトスポーツ系が好みだった私が、155の
おかげで立派なアルフィスタになってしまった。ほんとに買って
良かったな、と思う。
 

蛇足だけどF1日本GP、まさかミハエルがリタイアするとは…
引退の錦をワールドチャンピオンという形で飾って欲しかった
のに、一転して厳しくなってしまった。ブラジルGPで奇跡は
起こるか…? 
アルファロメオ155 | 投稿者 bay_breeze 18:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

操船の練習はパソコンで

自分の船を持っていないボート免許所有者というのは、たいていの
場合、ペーパードライバーとなってしまうわけで、私の周りでも
何人かそういう人がいる。私の場合、ボートクラブに所属している
ので、予約さえすればいつでもボートを借りられるので、ペーパー
キャプテンになるのだけは避けることができるが、それでも、多く
て1ヶ月に1回ぐらいしか操船しないので、ペーパーに毛が生えた
程度でしかない。

たとえば、久しぶりに操船しようというときになると、「むむ?
きちんと操船できるかな…?」という一抹の不安が出てくる。
しかし、そういった不安を抱えたまま海に出たくないので、じゃあ
どうすればいいの?という人にうってつけなのが、「操船シミュ
レーター」である。「なんだ、シミュレーターなんて…」と思う
なかれ、近頃はエアラインのパイロットだって、実機よりもシミュ
レーター訓練の時間の方が長いのだ。まあ、パイロット訓練用の
シミュレーターは限りなく実物に近い動きまで再現されるのだが…

我々シロートは、パソコンでシミュレーションするわけだが、
操船というのは、意外と独特の舵捌きを身に付けておく必要が
あり、その感覚を養うには、パソコンレベルで十分なのだ。
現に私の場合、事前にパソコンでシミュレーションしておくと、
実船に乗っても、その感覚が見事に身に付いていて、体が勝手
に反応するレベルにまで持っていけるのだ。

私が使用しているシミュレーターを紹介しよう

・ヴァーチャルセイラー
もともとはセイリングボート用のシミュレータだが、グラフィック
が美しいので世界的に愛好家がいて、様々な船やシーナリーが無料で
ダウンロードできる。ただ、船の操縦運動については少し曖昧で、
実船の動きが忠実に再現されていないので、どちらかというと雰囲気
を楽しむソフト。

 ボートsim1
デフォルトで入っているクルーザー

 ボートsim3
こういう大型タグボートのほか、客船からタンカー、潜水艦まで
様々な船が入手できる。

・モーターボートシミュレーター
その名もズバリ、小型船舶用のシミュレーター。グラフィックの
美しさはヴァーチャルセイラーに一歩及ばないが、操縦運動の
再現性は実船とほとんど変わらず、プロペラ後流による影響も
きちんと再現されていて、そのまま実船の操船に活かせるほど。
実船の経験不足を補える、非常に貴重なソフト。船はランナバウト、
大型クルーザー(下の写真)、小型タグボート、レスキュー船、
クラシックボートの5種類から選べ、船外機、1軸、2軸といった
違いまで正確にシミュレート。なかなか操船する機会がない人には
非常にオススメ。

 ボートsim2
ボート・クルージング | 投稿者 bay_breeze 21:49 | コメント(3)| トラックバック(0)

とりあえず完成

製作中だったアルファロメオ155V6TIが、とりあえず完成。
「とりあえず」というのは、、、デカールを貼っていないから。
経年劣化でデカールがダメになっていて、水に浸けるとバラバラに。
だからデカールは貼らずに、とりあえず完成とした。

155完成1  155完成2

モデルでも、155はやっぱりカッコイイのだ。

ちなみに組立説明書には、部品を破損した場合の注文書が
付いていて、デカールも発注できるようになっているのだが、
果たして絶版モデルも対応してくれるのかな?
アルファロメオ155 | 投稿者 bay_breeze 22:05 | コメント(2)| トラックバック(0)
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短編「貿易風に吹かれて」
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